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令和 2年 3月 議員全員協議会-03月10日-01号
令和 2年 3月 定例会-03月10日-05号

  • "行政改革"(/)
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  1. 八戸市議会 2020-03-10
    令和 2年 3月 議員全員協議会-03月10日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 2年 3月 議員全員協議会-03月10日-01号令和 2年 3月 議員全員協議会   議員全員協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  令和2年3月10日(火)午後1時35分~午後1時58分 第2会議室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 議会改革推進委員会からの答申について   ・ 議員定数見直しについて  ────────────────────────────────────── 出席議員(32名)  山之内   悠 君  間   盛 仁 君  高 橋 正 人 君  中 村 益 則 君  吉 田 洸 龍 君  髙 橋 貴 之 君  田名部 裕 美 君  久 保 しょう 君
     久 保 百 恵 君  岡 田   英 君  日 當 正 男 君  高 山 元 延 君  三 浦 博 司 君  上 条 幸 哉 君  苫米地 あつ子 君  田 端 文 明 君  夏 坂   修 君  工 藤 悠 平 君  藤 川 優 里 君  小屋敷   孝 君  森 園 秀 一 君  豊 田 美 好 君  松 橋   知 君  壬 生 八十博 君  寺 地 則 行 君  冷 水   保 君  伊 藤 圓 子 君  山 名 文 世 君  立 花 敬 之 君  坂 本 美 洋 君  五 戸 定 博 君  吉 田 淳 一 君 欠席議員なし)  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  事務局長            阿 部 寿 一  次長兼議事課長         池 田 和 彦  庶務課長            北 村 正 則  副参事(議事グループリーダー) 山 道 隆 央  主幹              知 野 大 介  主査              見 附 正 祥  主査              安 藤 俊 一  ──────────────────────────────────────    午後1時35分 開会 ○壬生 議長 これより議員全員協議会を開きます。  ──────────────────────────────────────  ● 議会改革推進委員会からの答申について   ・ 議員定数見直しについて ○壬生 議長 議会改革推進委員会から3月9日に議員定数見直しについて、お手元に配付のとおり答申がございました。  これにつきまして、各会派及び無所属議員から御意見をいただきたいと思います。  自由民主市民クラブの御意見をお願いい たします。 ◆立花 議員 自由民主市民クラブ意見を申し上げます。  パブリックコメントで寄せられました市民意見を尊重し、市民に開かれた議会を目指し、改革を進めていかなければならないと思っております。  議員定数につきましては、行財政改革の視点や他都市状況を考慮すると、削減はやむを得ないと思っております。全国類似都市議員1人当たり市民の数を参考にすると、議員定数は28人と導き出されます。また、青森市の水準に合わせますと、26人と算定されますが、将来の推計人口や8市町村で構成される八戸圏域連携中枢都市圏中心市としての役割等を考慮し、28人が適正な議員定数であると考えているところであります。  以上です。 ○壬生 議長 きずなクラブの御意見をお願いいたします。 ◆三浦 議員 きずなクラブ意見を申し上げます。  我が会派立場といたしましては、これまで議会改革推進委員会におきまして、議員定数議論の中におきまして、将来的な削減は我が会派としても一致しておりました。議員定数削減すれば、議会機能は間違いなく低下することが予想されるだけに、一律な削減論からは脱却をしていく、そしてより慎重に行うべきとの姿勢対応をしてまいりました。  今日まで八戸市議会は40名から36名へ、平成27年の市議選より36名から現在の32名へと定数削減し、また議会費削減にも積極的に取り組んできたところでございます。今、本格的な地方分権改革の流れの中で、地方行政改革市民にとって最小の経費で最大の効果を実現することが期待されておりますが、一方で、議会改革地域の声が反映できる地域民主主義の実現であり、その代表機関である議会縮小は多様化される民主政治縮小という形を招いてはなりません。議員定数削減議会機能低下を招くことがないような慎重な対応が求められています。  特に、当市は平成29年1月に中核市になりました。それに伴う権限移譲がなされ、基礎的自治体としての役割執行予算も今までになく拡充され、また連携中枢都市圏中心市として都市機能を生かした近隣市町村との主体的な取り組みなど、最終的な意思決定機関である八戸市議会役割と責任が大変大きくなっているところでございます。  加えて、近年の温暖化に伴う自然災害、そしてこのたびの新型コロナウイルス感染症の発生の影響など、地域の社会を取り巻く課題も多種多様化し、議員は首長よりもきめ細かく住民と対話できるという特性が期待されているだけに、住民参加型の議会にどのように取り組んでいくかが問われてきております。決して、議員数削減議会改革のゴールではありません。議会がより機能を発揮すれば市民の暮らしもよくなるんだという実感の伴った議会改革を実行することが求められています。  そうした今後の議会活動のあるべき活性化の方向と、しかしながら効率性経済性をあわせ持った議員定数というものを我が会派で検討した際には、人口20万人から30万人の平均議員数30.5人を参考とし、議員定数の上限数30人を八戸市議会議員定数とするということが削減の限度であるという判断をいたしました。  以上です。 ○壬生 議長 新緑無所属の会の御意見をお願いいたします。 ◆伊藤 議員 有権者が削減を求める根底にあるものは、議会は何をやっているかわからない、誰がやっても同じ、だから削減すべき、こういう声が大きく、これを受けて議会改革が今日まで進められてきたところであります。  全国市議会議長会主催のフォーラムに参加した折、何度か耳にした言葉、地方自治専門の大学の先生等研究者たちが話されることの第1番として、議会改革というと議会削減ということが出てくるけれども、しかし、民主主義縮小につながっていくものであり、これを容易に認めるということは議会そのもの自分たちみずから否定することではないのか、議会責務を果たしていないということをみずから認めることになりはしないか、そういう講師のお話がございました。  議会改革というと議員定数削減ということだけではなくて、今、人口減少、これは財政部分でも検討しなければいけないことではありますけれども、議会削減だけではなく、議員報酬ということとリンクさせてもっと深い議論を進めていくべきではないだろうかと。また、人口減少だからこそ多様な意見が反映できる議会であるべきであり、以上のことから、新緑無所属の会としては削減することに否定的ではないものの、パブリックコメント意見も加味し、具体的数字を上げて削減ということではなく、拙速削減するべきではないと考えて議長答申した内容で意見といたします。  以上です。 ○壬生 議長 公明党の御意見をお願いします。 ◆中村 議員 議員定数削減についての意見を申し上げます。  議員は多くの市民意見行政に反映する役割があり、人口を一つの目安として議員定数を定めていくことは市民理解を得やすいと考えます。現在八戸市では議員1人当たり人口比は7189人であり、同規模中核市平均は8053人であることから、現在の平均とのバランスを考えると、4減の28人にすることで人口比8216人と整合性がとれ、妥当な数字ではないかと考えております。  平成27年に4議席削減から大きく人口が減少している状況ではありませんが、議会改革全国的に進んでいる中で、10年から15年先の将来推計人口を想定した前倒しの取り組みではありますが、行政改革財政健全化行政に求める立場として、議会がみずから定数削減姿勢を見せるべきであると考えます。  パブリックコメントに寄せられた意見として、現状維持を求めるものがほとんどでした。理由として、多様な市民の声が反映されにくい、人口が前回と比べて激減していない、新たに立候補する人が出にくくなるのではなどという意見がありました。現在、議会改革を進める中で開かれた議会市民に身近な議会として現在も取り組みが行われております。今後も、議会報告会等見直しを進める中で、市民の声に応える改革を目指して取り組むことが対応策としてあるべき姿だと思います。  その観点からも、今後の議員定数については、これまで示した4減としたところでございます。 ○壬生 議長 日本共産党議員団の御意見をお願いいたします。 ◆田端 議員 共産党議員団代表して意見を申し上げます。  まず、議会改革のこれまでの取り組みですけれども、平成27年に議会基本条例を制定してさまざまなことに取り組んでまいりました。初めにやったのは費用弁償の廃止です。議会報告会開催、先進地と言われている新潟市、会津若松市を視察してまいりました。また、昨年は議会基本条例について検証作業も行ってきております。市民に開かれた議会運営を目指すというのが議会基本条例目的だったと考えておりますが、この中で定数削減、これは私は目的と少し違うのではないかということも思ってまいりました。  市民から定数削減が出されたのはおととし5月20日の第7回の議会報告会です。鮫地区に在住している男性の方から、将来的に議員定数削減についてどう考えているのかというのが初めて出されております。これに対して、昨年の2月13日ですが、議長からの回答として、中核市に移行して、議会監視機能は重要になってきております。住民の声を反映して議論運営を行っていく上で、現在の32人の定数は当面必要な人数と認識していると市民に対してこのような回答をしています。  しかし、昨年の市議会議員選挙が終わっての7月の議会改革推進委員会のときに、定数見直しについてこれからの検討課題にしていきたいということが初めて出されました。わずか5カ月後のことですけれども、これに対してパブリックコメントを行っておりますが、17件市民皆さんから声が寄せられておりますが、全て定数削減には反対、やるべきではないと。定数削減を論じる以上に、人口減少の問題や地域活性化商店街活性化をどうするのかと。また、昨年の市議会議員選挙投票率は41%でした。この現実をどう受けとめているのかとお叱りのような意見もあったと記憶をしております。私は、議会としてはこのような市民の声に応えていくべきだと考えております。  議会基本条例の第16条についてですが、ここでは議員定数について書いております。他都市との比較だけではなく、市政の現況及び課題について、将来の展望も考慮しながら議会責務を果たすために必要とされる議員数検証していくとあります。私は、この検証ということについては、このような作業は今まで行われてきておりません。これが現実だと思っておりますけれども、また市民から見れば、削減をするに当たってどれだけの議論議会で重ねられたのか、どのような結果なのか、これが私は一番重要なことだと考えておりますので、人口減少対応するだけの議論だけでは、私は議員定数削減はやるべきではないと思っております。  このまま強行すると、もし市議会がことしの2月に回答した上で、さらにこれから議員削減していくということになれば、私は今までの議会改革取り組みは何だったろうかという思いと、あと、市民からこれからの議会は信頼を失っていくのではないかということも考えておりますので、市民立場に立って削減はすべきではないということを申し上げて終わります。 ○壬生 議長 上条幸哉議員の御意見をお願いいたします。 ◆上条 議員 ありがとうございます。意見を申し上げます。  全国類似都市議員定数を勘案いたしまして、私は28名が適当であると考えます。八戸市はこれまでも同規模都市リーダー格として諸政策に牽引して取り組んでまいりました。議員定数削減は私たち議員にとっては大変厳しいものではございますが、議員が率先してこの改革に取り組む姿勢を貫く必要があると考えております。28名が適当であると考えております。  以上です。 ○壬生 議長 ただいまそれぞれ御意見をいただきましたが、そのほかに御意見はございませんか。 ◆山名 議員 まず、パブリックコメントをなぜやったんだろうかということです。ほとんどの方々が、議員定数を減らすことによって市民意見が反映されにくくなるというようなことだったと思います。そういう中で、定例会役割というのが非常に大きいと思っていますけれども、よく青森市議会定数の数だけ比較しますけれども、私も青森市議会議員に多くの知り合いがいます。聞くと、定例会発言する方は20名を下回ったことがないということなんです。八戸市はどうでしょう。3月定例会でも十五、六人でしたか。これで定数削減して果たして28名なりの方々が補っていけるのかという非常に素朴な疑問が湧いています。  そういう意味では、まだ定数削減については時期尚早だということの意見を申し上げたいと思います。  以上です。 ○壬生 議長 そのほかに御意見がありますか。 ◆久保〔し〕 議員 私も、定数削減については反対をさせていただきたいと思います。  やはり今山名議員も言ったように、定数削減することによって行政のチェックができなくなってくるということになると思います。そういう点では、市民皆さんから与えられた市議会での発言の場、これを行使しない、そういうことは私たち議員に与えられた権利を放棄するものと思います。  ですから、やはりこういう発言の場をふやすためには、今の定数を残していく、そのことが大事だと思います。  以上です。 ○壬生 議長 そのほかに御意見はございませんか。 ◆苫米地 議員 私も議会改革推進委員の一人として意見を述べてきたところですけれども、先ほど会派代表、そしてまた同じ会派である久保しょう議員も述べたとおりに、議員の数の見直しというところを検証というところは、やはり議会役割として必要なことだと思います。今の市民皆さん意見を十分に反映させていける議員の数なのかどうか、定数のところは常に見直しが必要だと考えます。  そこを見直したときに、パブリックコメント等でも意見の反映が十分できなくなるのではないかという懸念の声、そしてまた合併をしたほかの地域方々からは、自分たち思いが十分反映されない、そういう状況も生まれている、それがこれからは心配だという声も私たちのところにも寄せられています。人口減少等を考えれば必要なことというのは理解をしないわけではありませんが、議会としては人口減少対策であるとか、子育て支援であるとか、さまざまなことを皆さんの御意見で取り組んでいる途中だと思います。削減ということは拙速にしなくても、必要なときにはいつでもできることだと考えます。  今は、見直しはもちろん進めていくけれども、削減ということではなくて、ほかの会派の方も削減すれば市民の声が拾えなくなるということは何度も意見として出てきているところですので、ではそこをどういうふうにしていくのか、そこをしっかりと議論していく、また財政面ということであれば、一人一人の報酬見直しということも考えながら進めていくべきだと思います。 ○壬生 議長 簡潔に。 ◆苫米地 議員 はい。答申でも申し述べているとおり、このような意見でよろしくお願いいたします。 ○壬生 議長 ほかにございませんか。 ◆立花 議員 議長、おかしいと思います。会派意見をお聞きしているわけですから、個人意見ではないわけですから、今おっしゃった方々無所属個人の方なんですか。 ○壬生 議長 いろいろな意見を拝聴したところで進めさせていただきましたので、そこはちょっと御了承願いたいと思います。  ほかにございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○壬生 議長 ないようですので、各会派からの意見は終わります。
     議員定数見直しについては、議会改革推進委員会において、昨年8月から約7カ月間にわたり御協議いただきましてありがとうございました。  最終的な数の部分では各会派意見は一致しなかったものの、削減が必要という意見が大勢であったところでございます。現在、議会報告会についても御協議いただいているところでございますが、今後とも議会改革協議を進めていただくようよろしくお願いいたします。  ────────────────────────────────────── ○壬生 議長 これをもちまして議員全員協議会を閉じます。  御苦労さまでございました。    午後1時58分 閉会...